京都府北部の中丹地域は、福知山市、舞鶴市、綾部市の3市からなる、ほどよい自然もありつつ、北京都の中心地として生活関連施設が充実している地域です。
海もあり、森もある中丹地域で移住促進に取り組む地域を4地域をご紹介します。
【福知山市】
■三和町川合地区

- なんといってもこの風景と空気感とほどよい便利さ
三和の川合地区の風景と心地よい雰囲気は、訪れる誰しもに故郷のような懐かしさを感じさせてくれます。そんな川合地区は福知山市の東部にあり、京丹波町と綾部市に隣接する山間の山里でありながら、京阪神から車や電車で1時間~1時間半程度、綾部市や福知山市の中心部にも20~30分程度と便利な場所に位置します。自然豊かな風景とほどよい便利さに一目惚れして、この場所に移り住みたいという方も数多くおられます。そんな場所をあなたの目で確かめに訪れてみませんか? - なぜ移住者が増えるの?それは迎え入れる地域の空気感
川合の人々はウェルカムな気質を持っています。地域活動に積極的な移住者が、都市部からイベントなどで人を呼ぶ場所・機会をつくり、そこで地域の方とも交流し、つながりをつくるからこそ、お互いの顔が見えるようになり、受入れる側の迎え入れる空気感が更に高まっているのです。地域に溶け込めるか不安がらずに、挨拶を交わし、地域の方に素直な感謝の気持ちを伝えれば、川合の人々は、きっとあなたを温かく迎え入れてくれます。 - 地域の資源と地域と一緒につくる多様ななりわい
川合では、「農事組合法人かわい」を住民の出資により設立し、農地の保全と活用に努めており、農業・景観を守り、農業をしたい移住者のために環境を整えています。最近では半農半Xのような、“農業をしながら自分たちがやりたいことをなりわいにする暮らし方”の移住者も増えています。 農家民宿やレストラン開業など、それぞれが暮らしたい形で多様ななりわいを実現し、活躍される移住者とともに歩む地域、それが川合の特徴です。
【舞鶴市】
■岡田中地区

- 移住者が住民の1割を超える村
赤岩山の中腹にある西方寺平集落で移住者を受け入れる活動が始まって20年以上。今では岡田中全ての集落で受け入れが広がり、移住者の数は住民600人のうち80人を超えました。多様な生き方を受け入れる懐の深さが岡田中の魅力です。 - 山間の顔が見えるコミュニティー
山の上や谷に沿って集落が点在している岡田中では、集落内でのコミュニケーションも活発。食べ物の物々交換や助け合いのサービスが、人と人の間で活発に行われています。移住者もすぐに集落の仲間入り。村のお祭りでの移住者紹介や、歓迎BBQもあります。 - 雲の上のゲストハウスで交流と移住の体験
西方寺平集落にある雲の上のゲストハウスは、岡田中の住民が運営委員会を作って関わっています。だから、「こんな人に会いたい」「移住後の生活イメージを知りたい」などをどんどん聞いてみてください。すぐに地域のキーマンや先輩移住者が登場します。人と繋がる早さも岡田中の魅力のひとつです。
■大浦地区

- 京都に一番近い海
舞鶴湾の波の立たない穏やかな内海と潮通しの良い外海がある大浦地区は、漁業が盛んなのはもちろんのこと、海水浴や魚釣り、スキューバダイビングなどのアクティビティーも楽しめます。京都縦貫自動車道と舞鶴若狭自動車道で京都市内から1時間ちょっとの近さです。 - 海と畑のある生活
午前中は漁に出て、午後は畑。こんな生活が大浦の伝統的なスタイルです。あの魚が取れ始めたら、畑に種を蒔く。といった知恵があり、季節を感じながら生きる集落が浦々に点在しています。若い漁家や農家、美味しいレストランも増えてきました。舞鶴市街地に働きに行くこともできます。 - 歴史も文化も多彩
海の交流が大浦地区の歴史を作ってきました。縄文時代の舟が発掘されたり、海にまつわる言い伝えもたくさん。沖にある冠島は神の島として信仰されています。戦後には大陸から多数の引揚者を迎え入れました。10年前までは船で学校に通っていた集落も、今では道路が整備され、車でのアクセスも良くなりました。
【綾部市】
■奥上林地域

- 豊かな自然と歴史、文化があふれる街
綾部市の東端、福井県境から流れる上林川に沿った府道1号線は、戦国の昔から、京の都や交易港小浜への最重要街道です。その府道沿いに水源の里集落など15の集落が点在しています。少し山間へ足を延ばすと、渓谷、滝、大樹そして四季の移ろいを告げる草木など、そこは自然の宝庫。君尾山には京都府北部唯一の国宝である、聖徳太子ゆかりの光明寺の二王門があります。今、この奥上林には、豊かな自然と歴史・文化があふれる場所での暮らしを求めて移り住む人たちが年々増えています。 - 地域と共に育てる教育環境
平成27年、校舎の新築と共にスタートした上林小中一貫校は、地元の子ども達や移住してきた子ども達など、多様な児童・生徒が一緒に学ぶ中、一人一人の主体性を尊重し、その個性や能力を伸ばすことを主眼とした教育に取り組んでいます。1年生から9年生までが同じ施設で共に学び、9年間一貫した教育を進めており、マンツーマンに近い手厚い教育体制と、地域住民が学校の行事に積極的に参加することで、地域と一体となった教育環境により、人間性豊かで主体性を持った児童・生徒の育成を目指しています。 - 地域とともにつくるコミュニティや交流
奥上林では、サイクリングやマラソン、トレッキングなど、毎年全国から大勢の方々が参加する自然×アクティビティのイベントや、お祭りが沢山開催されています。地域の拠点「あやべ温泉」や移住者が開くゲストハウスなど、滞在できる施設もあり、観光だけでなく自然や地域との触れ合いを通じ、奥上林ならではの暮らしを体験できる機会を作っています。少子高齢化が進む地域の活性化に向け、移住したい方々が徐々に増えていくよう都市部との交流をさらに進めています。
■山家地区

- 山紫水明に恵まれた山家
ふるさとを縦断する美しい由良川とその支流、みどりに包まれた四囲の山並みは昔も今も変わらぬ姿で山家の人々をはぐくみ育て美しい景観を守りつづけています。こうした豊かな自然や、市街地に近い地理的条件もあり、綾部市内外の企業への通勤などを求める若い子育て世代などに人気が高まっています。 - 自然豊かな農村環境や田舎暮らし
年々人気が高まっている田舎暮らしを体験してみませんか。その醍醐味は何といっても、食べ物や身の回りのものを自分で創りだせることにあります。 それが生きる喜びになります。また各種団体が学校や地域と連携協力しながら子育てしやすい環境づくりに取り組んでいます。温泉にも近く、観光やな漁、さくら祭り、由良川カヌー体験など各種イベンも充実しています。 - UIターンなど移住者受け入れに地域あげて
当地域ではこれまでも移住者を受け入れてきた実績があり、移住希望者の受け入れおよび移住時のサポートをする体制が地域と市において確立されています。さらに、各地域において定住集会などを開き、移住希望者の方に寄り添えることができるよう地域を挙げて取り組みを進めています。