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イベントレポート

移住現地ツアー「南山城村で自分らしい暮らしを見つける」を開催しました!

今回は2025年1月18日(土)に京都府南部の南山城村で開催しました移住現地ツアー「南山城村で自分らしい暮らしを見つける」のイベントレポートです。

<イベントの告知ページはこちら

川や山、美しい茶畑、そんな自然広がる「南山城村(みなみやましろむら)」をバスで巡る、現地の移住ツアーです。既に移住された方をゲストに招き、ご自宅や交流施設を訪問しながら、いろいろとお話いただきました。

・・👩🏻ゲスト紹介👨🏻・・
今回のツアーのゲストは、南山城村への移住者であり、「移住呼びかけ人(※)」の2名と、お宅を訪問させていただく先輩移住者さんです。
※移住呼びかけ人とは
京都府南部、相楽東部地域(笠置町、和束町、南山城村)への移住者のうち、移住希望者や新規移住者からの相談に適切な説明及び助言ができる方を府が認定しています。



当日は、近隣府県から12名の参加がありました。
では、当日の様子を紹介します。

南山城村

木津川市のJR加茂駅に集合し、マイクロバスで南山城村に向けて出発です。
南山城村へ向かう道中の車内では、村の概要説明をしました。
南山城村は京都府唯一の村。人口は約2400人で、JRの駅が2つあること、車で20~30分圏内にスーパーや大型量販店があるので車があれば買い物等の生活は困らないこと、村の特産品は、お茶、しいたけ、ブルーベリー、トマトなどであることなどをお話ししました。

南山城村に入り、国道163北大河原バイパスではなく、旧道の府道82号上の南山城線を通りました。この旧道沿いには、南山城村役場や、やまなみホール、図書室、JR大河原駅、そして、南山城村の直売所「南山城村農林産物直売所」などがあります。
少し時間に余裕がありましたので、直売所に立ち寄りました。

南山城村農林産物直売所
昔はメイン通りだったこの旧道は、バイパスができてから交通量が減り、お客さんが減少してしまいました。そんな直売所を盛り上げようと、移住者さんたちが中心となって、カフェメニューの充実や、イベントの実施など色々取り組まれています。
店内には、村内の方々が作られた、お茶、野菜、お餅、お花、お菓子、加工品、雑貨など、そして直売所の名物「しい玉焼き」が販売してありました。しい玉焼きは、たこ焼きのたこの代わりに、南山城村の特産品である▶「原木しいたけ」が入っているものです。ぜひ一度ご賞味いただきたい絶品です。
直売所インスタグラムはこちら



先輩移住者さんのお宅
先輩移住者さんである児島さんのお宅に到着しました。ご近所の人に作ってもらったというニット帽を被った児島正之さんが出迎えてくれました。


児島さんは、古民家を探していた時に出会った南山城村の物件をリフォームし、納屋を手作り作品のギャラリー「手しごと和み」とされて、村暮らしを楽しまれています。
夫の正之さんは、早期退職して憧れていた田舎暮らしを実現。妻の理恵子さんは、すぐには移住を決断できず、4年間村に通いながら様子を見て、ついに移住を決断して村に来られたとのことです。
正之さんからは、「仕事をしていた時は気づかなかった、草木や星空に気づけた」や「地域に自分から入っていくことが大事」、そして「連絡くれればいつでも村を案内します」とのお話が、理恵子さんからは、「草刈りは大変だけど、新芽が出てきた時や、自分が植えたお花が育っていくのを見ると、とても心が癒される」とのお話がありました。
また、「すぐに移住しなくても、まずは通ってみて村のことを知り、村の人と出会うのも良いと思う」と、移住へのヒントもいただきました。


児島さんの家はとても居心地が良く、特に用もなく近所の方が訪れ、2,3時間話されて帰る、なんてことも。それも村特有の時間の流れのようです。


南山城村移住交流スペース「やまんなか」
「やまんなか」は、移住交流推進員などのスタッフが常駐する南山城村の交流拠点です。「やまんなか」という名前には、「村に住まう人も、村に住み始めた人も、これから住みたい人も、みんなが語り合い、安心して暮らせる村をつくっていく。そんな、ワイワイと集まる人と人のまんなかにある場所でありたい」という想いが込められています。
その名のとおり、ランチ会や小さいサークル活動が色々と開催されており、村内外、誰でも気軽に足を運べる場所です。詳しくはやまんなか便りをご覧ください!

昼食は道の駅の「おかん弁当」をいただき、その後、ゲストや役場の方と交流しました。


ゲストには、先輩移住者の飯倉さんと坂本さんに来ていただきました。
飯倉さんは、友人が南山城村に住んでいたことから、何度も訪れているうちに知り合いがたくさんでき、移住を決断されました。暮らしの中で人とのつながりは欠かせない、常に自分の居場所を作ってくれる村での暮らしは、とても居心地が良く楽しい、との話がありました。
坂本さんは、屋久島に移住しようと考えていたところ、南山城村の直売所との関わりからたくさんの人と繋がるようになり、今ではどっぷり村につかっておられます。南山城村で何かしようと思ったら、その能力を持った人、協力してくれる人、施設、環境、など活用できる素材がたくさんある、とのことでした。やまんなかのサークルの一つ、鼻笛も披露してくれました。

参加者の方から、物件や村での生活、普段の買い物などについて質問がありました。終始、村役場や移住交流推進員、ゲストの方々の仲の良さが伝わり、和やかな雰囲気でとても楽しい時間を過ごしました。



道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村
そして、最後は、道の駅お茶の京都みなみやましろ村へ。
ソフトクリームを食べたり、お茶や野菜、原木椎茸を買ったりなど、それぞれお買い物を楽しんでいただきました。

行程は以上で終了です。
道の駅で役場の方とお別れし、JR加茂駅に向かい、解散しました。


参加者さんからは、「移住者や担当者とたくさんお話できてよかった」「皆さん楽しそうでキラキラしている雰囲気が分かった」「一度、交流施設(やまんなか)に行ってみます」との感想があり、実際に地域を訪れて、地域を体感し、移住された方と会って、お話しできる良い機会となりました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。



このイベントレポートを読んで南山城村が気になったそこのあなた!!
気軽にお越しいただけるイベントがありますので、ぜひ足を運んでみてください!

<南山城村> 南山城村産業観光課 TEL:0743-93-0105
 「やまんなか」ランチ会
  日時:毎月1回
  場所:移住交流スペース「やまんなか」
  詳細は、やまんなか便りをチェック!

 しいたけ&鍋まつり
  日時:令和7年2月2日(日)
  場所:南山城村農林産物直売所
  詳細は、南山城村農林産物直売所のインスタグラムをチェック!

 南山城村 道の駅フリマ “むらむらマーケット”
  日時:令和7年2月16日(日) 9:00~
  場所:道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村
  詳細は、道の駅フリマ “むらむらマーケット”のインスタグラムをチェック!

 第41回文化のつどい
  日時:令和7年2月23日(日)~
  場所:やまなみホール
  詳細は、南山城村文化協会HPをチェック!

 

(文責:京都府山城広域振興局農林商工部地域づくり振興課)

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