田舎暮らしを“楽しむ”人に出会う旅~舞鶴・福知山編~
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こんにちは。中丹広域振興局です。
今回は、中丹広域振興局主催で令和6年2月3日~4日に開催しました、第2回目の京都北部いなか暮らし体験ツアー「田舎暮らしを“楽しむ”人に出会う旅~舞鶴・福知山編~」のイベントレポートをご紹介します!
移住を考えていても、実際に移住したらどんな暮らしになるのか、というのはなかなかイメージがつかないと思います。そこで、今回は、「田舎暮らしを“楽しむ”人に出会う旅」と題し、二拠点居住で農業をされている方や、ご自身で古民家をDIYし農家民宿を経営されている方、移住して週末に農業をされている方、地域の活性化の活動を行う方といった移住者や地域の方を訪問し、暮らしや地域の取り組みのお話を伺う現地ツアーを行いました。
▶ツアー詳細はこちらをご覧ください!
1日目
今回のツアーは、4組4名の方にご参加いただきました!
JR西舞鶴駅に10時に集合。前に舞鶴に来られたことがある方もおられ、舞鶴の景色を懐かしんでおられました。ゲストの舞鶴市にUターンをされた髙田さんも合流し、ガイドのMATATABIの工忠さんと出発をしました。
まずは、髙田さんの案内で、西舞鶴を散策。髙田さんご自身で立ちあげられたまちづくり団体で現在作成中のコミュニティスペースを見学し、Uターンの経緯や活動のお話を伺いました。その後、西舞鶴商店街を散策し、古民家をリフォームして運営されているゲストハウス「宰嘉庵」を見学しました。参加者からは、古民家のリフォームはどれくらいお金がかかるのか、といった質問が出ていました。
お昼は、舞鶴といえば海!海といえば魚!
ということで、舞鶴で獲れた魚を使った昼ご飯をいただきながら交流を行いました。
午後からは福知山市大江町毛原に移動し、ゲストの地元毛原の櫻井さんから毛原の活性化の取組のお話を伺いました。毛原は「1000年続く毛原の里づくり」を目指して、約30年間、棚田農業体験ツアーや地域の特産品開発等に取り組まれています。(毛原の棚田HP)
次に、移住者で二拠点居住をされる山村さんから移住のきっかけや今の暮らしの話を伺いました。山村さんも最初は棚田農業体験ツアーに来たことがきっかけで毛原と繋がったそうで、地域の人との繋がりの大切さをお話いただきました。
お話を聞いた後は、棚田を散策し、櫻井さんがセルフビルドをされたゲストハウス「サライ」や山村さんが古民家を買ってリフォームをされたご自宅を見学しました。
夕方には、福知山市大江町の農家民宿「薪鍋」へ移動し、櫻井さんと山村さんにもご参加いただき夕食を兼ねた交流会を行いました。食材は、綾部市上林の地鶏や櫻井さんが収穫された野菜やお米を用い、食の美味しさも参加者に実感していただきました。
薪鍋のオーナーである鍋島さんも移住者で、ご自身で床や天井やおくどさん、ピザ窯やサウナ等さまざまなものをDIYで自由に改修されています。参加者はおくどさんやピザ窯、薪ストーブ等を体験し、都会ではできない農村部ならではの魅力を楽しまれていました。
2日目
2日目は、まず福知山市が運営している大江町のお試し住宅の見学に行きました。福知山市の担当者からお試し住宅の概要や条件等や、いきなり空き家の購入はハードルが高いと思うので、一度お試し住宅に住み地域を見て回ったりするのにぜひ使ってほしいといった説明をお聞きしました。
お昼ご飯には鹿肉を使ったジビエ料理をいただき、その後福知山市大呂に移住された松本さんから移住のきっかけ等についてお話いただきました。松本さんは、平日はサラリーマンで週末に農業をされており、ご家族と農業や自然豊かな生活を楽しまれているそうで、新しくチャレンジすることの良さをお聞きしました。
そして、すべての行程が終わり、JR福知山駅で解散をしました。
参加者のみなさん笑顔で「どの移住者の方も地域の方も楽しそうで自分も移住したいと思った」「地域の方とつながれたのがよかった。今回のツアーに来てよかった」と言われて帰られました。
地域によって特色や雰囲気が違うため、移住前にしっかり地域や地域の方の事を知ることが大切です。けれど、いざ自分たちだけで行くとなると、人との繋がりもなく、どこへ行けばいいか分からない、なんてこともあると思います。そこで、現地ツアーでは、普通の旅行とは一味違った形で、地域や人の紹介や体験を案内しますので、ぜひご活用ください。
(文責:京都府中丹広域振興局農林商工部地域づくり振興課 永井)