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イベントレポート

【京都北部お仕事百貨店~舞鶴・綾部編~】開催レポ

こんにちは、中丹広域振興局です。

今回は、中丹広域振興局主催で8月26日~27日に開催しました、京都北部いなか暮らし体験ツアー「京都北部お仕事百貨店~舞鶴・綾部編~」のイベントレポートをご紹介します!

移住を考えている方から、「地方にも仕事はありますか?」「起業してみたいけれど実際どうですか?」といった不安の声をよく聞くことがあります。そこで、今回は、「京都北部お仕事百貨店」と題し、農業法人を立ち上げた方、福祉施設に勤めている方、自分の趣味や特技を仕事にしている方等さまざまな働き方をされている移住者を訪問し、農業体験をしたり仕事や暮らしのお話を伺う現地ツアーを行いました。

▶ツアー詳細はこちらをご覧ください!


1日目

今回のツアーは、5組6名の方にご参加いただきました!

JR東舞鶴駅に10時30分に集合。初めて中丹地域に来ました、という方もおられ、皆さん緊張気味。参加者さんとツアーの企画運営のMATATABIの工忠さん、1日目のゲストの山下さんと挨拶し、早速出発をしました。

1日目は山下さんのお話を伺いながら舞鶴市大浦地区の散策です。引揚記念館にある展望台から最近移住者が増えてきている大浦地区の景色を見たり、ふるるファームの見学等をしました。ふるるファームのコテージは山下さんが内装のプロデュースをされており、移住を考え地域を見に来る際の短中期滞在にぜひご活用くださいとのことです。

山下さんは、舞鶴市出身で、海外や東京での生活を経てUターンをされました。また、趣味や特技を活かして、子供たちと生き物観察会を開いたり、ガイドをされたりと複数の仕事をされており、「都会にはその特技を持つ人はたくさんいるけれど、地方には少ないので仕事になる。100%でなくても構わない。まずはやってみること」と、<自分でナリワイをつくる>というお話をお聞きしました。

お昼は、舞鶴名物!海上自衛隊監修のカレーをいただきながら交流を行いました。

午後からは日本のヴェネツィアと呼ばれる(!?)吉原入江や、商店街など、西舞鶴をまち歩き。暑かったためソフトクリームやジュースで休憩しつつ、地域を見て回りました。

夕方には、綾部市内の移住者さんが営む農家民宿へ移動しました。

今回は、Seventh Home水田家の食卓クチュールの3軒に分かれて宿泊しました。夕飯をいただきながら、地域の事や移住の話をじっくりと伺いました。

  2日目

2日目は、暑くなる前に朝から農業体験へ!(といっても、暑かったですが)

綾部市出身でUターンをして農業法人を起業された高橋さんの「農業法人 夜明けのポポー」で万願寺とうがらしの収穫と選別の作業を体験させてもらいました。暑いハウスでの作業でしたが、みなさん活き活きとされていました。

そのあとは、「松寿苑」という福祉施設で働いている田中さんを伺いました。

福祉施設での働き方、仕事を通じた地域との繋がり、医療福祉の専門職と地域をつなぐコミュニティーなど、地方の地域だからこその、人と人との繋がりのお話をお聞きしました。

昼からは、志摩機械㈱が運営する地域拠点「二王の栖」で、お昼ご飯をいただきながら綾部市のジョブアドバイザーの方も交えて交流を行いました。2日目のお昼ということもあり、参加者さん同士も打ち解けて、お互いに移住について情報交換をされていました。

その後、あやべ水源の里地域づくり協同組合という派遣事業、綾部市ジョブアドバイザーの制度の説明、そして4人目のゲスト、志摩機械㈱に勤める平田さんからお話を聞きました。

平田さんも移住コンシェルジュからの紹介で府主催の移住セミナーやローカルワークステイに参加して綾部市への移住を決められたそうで、仕事の話だけでなく、移住された経験談も伺いました。軽食に、ケーキやぜんさい、コーヒー等、いただきました。

ツアー中、MATATABIの工忠さんが運営する里山シェアハウスや、志摩機械㈱が運営する予定のお試し住宅の見学もしました。こちらも中長期滞在に活用してほしい、とのことです。「家を探す際、全て希望通りの家はない。けれど、ここだけは譲れないポイントを整理して家を探すといい」といったアドバイスもありました。

そして、すべての行程が終わり、JR東舞鶴駅で解散をしました。

参加者のみなさん笑顔で「じっくり地域と仕事の話が聞けて良かった」「移住者とのつながりができてよかった」と言われて帰られました。

移住をしようと思ったら、まず現地を知ることが大切です。けれど、いざ自分たちだけで行くとなると、人との繋がりもなく、どこへ行くか悩まれると思います。そこで、現地ツアーでは、人と地域と両方を紹介していきますので、ご活用ください。

第2回目も開催予定ですので、ぜひご参加ください。(詳細が決まり次第、イベントページに掲載予定です。)

(文責:京都府中丹広域振興局農林商工部地域づくり振興課 永井)

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