京都ひろがるワークショップ~みんなで一緒にDIY@宇治田原町~ イベント開催レポート
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こんにちは、京都移住コンシェルジュの矢田です!
今回は、2025年9月13日に実施された「京都ひろがるワークショップ~みんなで一緒にDIY@宇治田原町~」のイベント開催レポートをお届けします。
昨年度に引き続き、2回目の開催となる「京都ひろがるワークショップ」。
一方的にお話を聞いて情報を得るだけのイベントではなく、移住後の暮らしのイメージをもっと深められるように、実際に手を動かしながら(=ワークショップ)、先輩移住者さんや地域の方との雑談の中でリアルな情報を得ることを目的としたイベントです。
▶昨年の様子はこちらから
本イベントは二段階構成となっており、8月6日(水)にオンラインでのトークセミナーを実施、その後9月13日(土)に現地イベントを開催しました。
このレポートでは9月13日(土)の現地イベントについてお伝えします!
舞台は京都府南部・山城エリアに位置する宇治田原町。
今年に入り、町内には移住相談もできるコミュニティカフェ「まちまちcafe」もオープンし、一層移住促進に取り組んでいるエリアです。
今回も昨年同様「DIY」をテーマに、ゲストの方が賃貸している古民家の改修をお手伝いさせていただく、という内容で実施しました。
メインゲストとして、先輩移住者の岡 悠さん・上村 千晶さん・村田 美穂さんをお迎えした他、地域住民として田中さん親子(田中 大典さん&澄子さん)が、またDIYワークショップでは、工房kinokoの上村 正義さん・左官職人の三枝 良さんにお世話になりました。

当日は、禅定寺エリアにある古民家へ8組13名の参加者さんにお集まりいただき、まずは恒例の簡単なアイスブレイクで全員の距離を縮めていきます。

「DIYに興味がある」「農業にチャレンジしてみたい」…それぞれの暮らしに対する希望を、アイスブレイクの時間を使ってシェアする方もいれば、「今日はこんなことが楽しみなんです」と話していただいたり。短い時間の中でお互いのことを知ることができました。
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アイスブレイクの後は、いよいよお待ちかね!
3グループに分かれて「おくどさんワークショップ」を実施しました。
「おくどさん」とは「かまど」のことで、京都府近郊ではそのように呼ぶ方が多いんですよ。

レンガを積んで土を塗って…真剣なまなざしで作業に集中する方もいれば、積極的に左官屋さんに質問をする方など、それぞれが短い時間の中でワークショップと向き合っていました。
「おくどさんワークショップ」と並行して、地域住民の方に暮らしのお話を聞く時間を設けることもできました。どの地域に移住しても、移住後は先輩移住者さんだけでなく、長くこの地で暮らしている方との関わりも大切になっていきます。

「地域には空き家がたくさんあるけれど、それを住みたいと思ってくれる人が使ってくれるのは、自分たちにとっても嬉しいこと」と話すのは、地元住民の田中 澄子さん。地域の方が空き家活用に対して、そのように感じてくださっていることが何よりも嬉しかったです。
空き家の話だけでなく、交通面や病院の話、家庭菜園の話やご近所さんの話まで!
長く暮らしているからこその目線で、移住者さんとはまた違った側面の暮らしぶりを伺うことができました。
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今回のゲストの村田さん特製ランチの後は、午後から2コースに分かれての活動です。
選べるコース1つ目の「DIYおかわりワークショップコース」では、古民家の土壁を再利用してレンガをつくる体験を行いました。

こちらのコースには参加者さんの中でも特にDIYに興味のあるお2組が参加され、レンガのもとになる土を練るところから体験し、手を動かしながらたくさん質問をされていました。
もう1つのコースは「お試し住宅&空き家バンク物件見学コース」。
宇治田原町役場にご協力いただき、「うじたわらいく」お試し住宅と町内の空き家バンク掲載物件を見学しました。

参加者のみなさんは移動中の車から町内を眺めつつ、地域の物件を実際に見ることで、より具体的に暮らしのイメージを膨らませている様子でした。
宇治田原町の空き家バンクも管轄している不動産屋さんに当日は同行いただき、物件のプロから直接情報収集ができる機会ということもあって、こちらのコースを選ばれた方が多かったです。
そしてイベント終盤には禅定寺の古民家から場所を移して、湯屋谷エリアにある「まちまちcafe」での交流会を実施しました。

イベント中に気になったこと・個別にゲストの方に聞いてみたいことを各々質問したり、宇治田原町の空き家バンク利用者登録をしたり、コンシェルジュと移住相談をしたり。
時間いっぱい、参加者の方とゲストさん・地域住民のみなさんが交流をされていました。
最後には参加者の方から「今回の参加者は農業希望者が多かったから、来年はこのメンバーで農業ワークショップをやりたい!」という声も聞かれ、実際に地域を訪れることの楽しさや、地域の方・移住者さんとつながることの大切さを感じていただけたようで、いいイベントが開催できたんじゃないかなと思っています!
私自身が思う、宇治田原町の好きなところのひとつに、「誰かが『これやってみたい』と言ったら『いいねやろう!』と言ってくれる関係性」があります。
移住者さんでも地元の方でも、誰かがチャレンジしてみたいことを口にしたら、必ず誰かがそれを拾い上げて、みんなで一緒にそれをかたちにしていく。
今回のイベント企画においても、ゲストの方から「古民家改修をしている人がいてね…」「こういうワークショップやったらおもしろそう!」と、どんどんアイデアを出していただき、私たち自身も本当に楽しめたイベントとなりました。
そんな関係性がここ宇治田原町にある、ということを参加者の方に少しでも伝えることができていたらとても嬉しいです。

今後もこのような移住ワークショップ企画を実施予定です!
また次回のイベントでお会いしましょうね。
(文責:京都移住コンシェルジュ 矢田)