空き家活用古民家リノベーション

古民家リノベのイロハ~実際どうなの!?作り手と住み手からリアルを聴く~

2021.10.22


こんにちは、京都移住コンシェルジュの磯貝です。

本日は、2021年8月28日(土)に開催された「京都府・田舎ぐらしフェア2021」の移住セミナー「古民家リノベのイロハ~実際どうなの!?作り手と住み手からリアルを聴く~」のイベントレポートをご紹介します!≪セミナー概要はこちら

ゲストは、京丹後市に移住した吉岡 大さん(blueto合同会社 代表社員)と、亀岡市に移住した綿引 恒平さん(陶芸家・こどもアトリエてくてく 代表)

◆ゲスト紹介:吉岡大さん(写真左)
建築士、「blueto合同会社」代表
京都府北部・丹後半島に拠点を置き、建築設計・リノベーション・空き家活用を行う建築設計事務所を経営。2016年より開業して、現在は住まいのリノベーション・空き家活用を行っている。コンセプトは“暮らしのリノベーション”。丹後での暮らしを楽しく豊かにするお手伝いをしている。

◆ゲスト紹介:綿引恒平さん(写真右) 
陶芸家、「こどもアトリエてくてく」代表、陶芸スタジオ「WATAKAMA/わたかま」代表、「千年前と今をつなぐ篠窯・焼き物」プロジェクトリーダー
1982年三重県生まれ。京都市立芸術大学大学院 修了。2011年京都・亀岡にて「こどもアトリエてくてく」を設立。市内を中心にアートイベントを多数開催。現在、亀岡・千代川町北ノ庄に拠点を移し古民家を改修しながら活動中。

「古民家」+「リノベーション」=「古民家リノベ」。
これまで多数の古民家リノベを手掛けてきた専門家の吉岡さんと、自分の住まいをリノベされた先輩移住者の綿引さんのお二人によるセミナーを開催しました!

リノベーションのポイント、費用、住み心地など、成功例、反省例を専門家、体験者ならではの視点からお話いただきました。古民家リノベの住まいで楽しみながら、田舎暮らし・子育てをしているお二人の暮らしもお伺いしています!

実際どうなの!?古民家リノベのリアル


本編のゲストトークはYoutubeの動画をご覧ください!

【内容】
00:00 オープニング・ゲスト紹介

01:09 ゲストトークvol.1・綿引さん自己紹介
03:38 物件購入から改装の流れ
06:47 リノベーションの流れ
17:33 リノベーションで感じたこと
19:17 セルフリノベーションの良いところ

21:16 ゲストトークvol.2・吉岡さん自己紹介
23:13 リノベーション実例
31:24 リノベーションのコスト
33:58 古民家リノベーションのメリット・デメリット
35:28 古民家リノベーションの相場
36:23 家族の成長とともに住まいが進化していく

38:45 エンディング

ゲストへのQ&Aタイム!


セミナー内で、参加者のみなさんからゲストへの質問もたくさん出てきました。
動画内で公開されていないゲストへのQ&Aをご紹介していきます!

Q. 制作用のアトリエとして古民家をリノベーションすることを考えています。私と同じように住居用ではない活用をされている方はいますか?

綿引さん:たくさんいますよ!パターンもたくさんあるんですが、ものづくりされる方で、特に広い敷地を求めてという方がよくあるパターンかなと思います。
家と工房が近い方がいいという方は、田舎の農家さんが使っていた古民家だと、住居とは別に倉庫や離れ、蔵などもあるので、それを利用されている方が多いです。住居は新築でまちなかに住んで、山奥に古民家を買って、そこを工房にされている方もいます。
倉庫のみの物件もあるのですが、結構人気があって、すぐにアーティストさんなど、誰かが見つけて、売れてしまう印象がありますね。

Q. 知り合いのいない土地で、古民家のリノベーションが得意な地元の工務店さんを判断するポイントはありますか?

吉岡さん:古民家のリノベーションの場合、作業をされる大工さんの腕によって変わると思うので、工務店さんに実際に行かれて、工場(こうば)を見せてもらったり、会社の方にお話を聞いて過去の経験を教えていただいたり、実際に自分で足を運んで判断されるのが1番いいんじゃないかなと思います。

Q. 建築士さんや大工さんとのコネクションはどう作ればいいのでしょうか?

綿引さん:僕の場合は、友達の知り合いに建築士さん(青井俊季建築設計事務所の青井さん)がいて、紹介してもらった感じなのですが、青井さんは月に1回相談会も開いているので、そういうところに足を運んでみるのもおすすめです。
古民家をリノベーションできる設計士の人と専門じゃない人っていると思うので、古民家リノベーションのノウハウがある人を探すには、HPなどで実績を見るしかないのかなと思います。大工さんも、やっぱり今の四角い家を作れる大工さんと、古民家の梁とか曲がった木材を扱える大工さんは違うと思うので、探さないと見つからない時代になってきているのかなと思いますね。吉岡さんもおっしゃっていたように、経験のある職人さんじゃないと、古民家は上手く扱えないのかなと見ていて感じました。

Q. 都市部から田舎に移住するのに準備しておいた方がいいことは?

吉岡さん:虫が大丈夫かどうかは確認しておいた方がいいですね。田舎では虫は当たり前にどこでも飛んでいるので、虫に対する免疫や対策は取っておいた方がいいかもしれないです。虫が苦手な方は、田舎の古民家にはとても暮らせない..という声をよく聞くので。なので、虫に対する覚悟を事前に持っておくと、移住してから暮らしやすいかなと思います。
生活の準備に関しては、暮らしながらできると思うので、そこまで心配しなくてもいいのかなと思いますね。もし車の免許を持っていないのであれば、車は必須な地域が多いので、免許は取っておいた方がいいかもしれないです。

Q. 移住して良かった点・大変な点・覚悟しておくべきことなど、生の声を教えて頂けると有難いです。ちなみに子育て世代です。

綿引さん:子育てに関しては、田舎はすごくいいですし、すごく満足しています。近所の方もとてもいい方たちばかりですし、子どもたちの遊び方ももちろん変わりました。移住する前は、家の前は車通りが多かったので、外で遊ぶときは一緒に公園に行って遊ぶという感じだったんですけど、今は家の前にもほとんど車が通らないので、きょうだい2人で自由に遊びに行けて、親も安心して遊ばせてあげられる環境です。
大変なことでいうと、直近で困ってることなんですが、夏になって草がすごく生えてくることですかね。この家も200坪で、敷地は広い方だと思うんですけど、庭の草や借りてる畑の草がすごくて、隙あらばどんどん生えてくるんです。1年住んでみてやっぱり、その辺はちゃんとしなきゃいけないなと思いました。あとは、虫や小動物の問題もあります。虫と動物と草は、覚悟しておいてもらったほうがいいと思います。

憧れはあっても、実際のところが気になる古民家暮らし。リアルな声をお伺いすることができ、私自身も勉強になることばかりでした!
今回はオンラインでの開催でしたが、暮らしながら少しずつ手を加えて、古民家暮らしを楽しんでいるお二人の様子が伝わってきました。自分の住まいを自分の手でつくるって素敵ですよね。

ぜひみなさんの理想の古民家暮らしの参考にしてみてくださいね。

セミナー内で出てきた情報はこちら!

blueto合同会社
吉岡大さんが手がける建築設計・リノベーション・空き家活用を行う建築設計事務所。“暮らしのリノベーション”をコンセプトに、丹後での暮らしを楽しく豊かにするお手伝いをしています。

こどもアトリエてくてく
WATAKAMA/わたかま

綿引さんが手がける、こどもたちの造形教室と陶芸スタジオ。インスタグラム「北ノ庄の家 @iie_o_tukuru 」では、2019年からスタートしたリノベーションの様子をご覧いただけますよ!

青井俊季建築設計事務所
綿引さんが依頼した京都府亀岡市に拠点を構える設計士さん。月に1度、家づくりの実例見学・相談会を開いています。

12月4日(土)には『京都府・移住交流フェア2021』が開催されます!
京都府内の市町村が集まり、移住担当者からお話が聞けるだけでなく、田舎でよくある働き方、複数のナリワイを持つ「複業」をテーマに、先輩移住者からお話を伺うセミナーも開催されます!

▼詳細&お申込みはこちらから