大規模移住フェア!【つながる京都 移住・交流フェア2024】~開催レポ~
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年に1度の大規模移住フェア「つながる京都 移住・交流フェア2024」を6月16日(日)に開催しました。
今回は、府内17市町村&京都移住コンシェルジュが集結したイベントレポートをお届けします!
<イベントの告知ページはこちら>
~京都と出会う、京都で出会う~
「京都府内への移住を考え中…」「移住先でどんなお仕事があるの?」「地域の人と話してみたい、情報を知りたい!」などの方に向けた今回のイベント。府内市町村と京都移住コンシェルジュによる個別相談のほか、就職・就農の相談、交流スペースや先輩移住者さんによるセミナーと盛りだくさんのフェアでした。
■ みんなと話そう!つながる広場
今年は、京都府内で移住・定住促進に取り組まれている5団体のみなさまが大集合した交流スペース『みんなと話そう!つながる広場』をオープン!
各団体様によるご当地産地や取り組みの紹介など、各地域の魅力やコアな部分を知ることができる機会となりました。さらに来場者と先輩移住者が直接触れ合える場となり、わいわいとお話しながら両者にとってつながりを深めるきっかけになったように思えました。
\ 島津連合区(京丹後市網野町島津地区)/
移住フェアでは、体験ワークショップ 「『木の迷路』をつくろう!」やプチマルシェ「木製雑貨(積木・パズル・スピーカーなど)の販売」を行い、子どもたちも楽んでくれました。
\ 小さな谷の小さな暮らし(志賀郷ゴキゲン化計画)/
\ なんたんMARKET(南丹市八木町新庄地区)/
\ 北部山間かがやき隊(京都市北部山間地域)/
\ 山城移住呼びかけ人のみなさん(和束町) /
体験ワークショップ「お茶の試飲&飲み比べ」、プチマルシェ「お茶(茶葉)の販売」を行いました。
■ 移住トークセミナー「地域で暮らすわたしSTORY」
今回の移住トークセミナーのテーマは“地域と関わる”。
移住しようと思ったきっかけ、移住前と後での生活の変化、地域の方とどのように関わっているのかなど…。先輩移住者2組がそれぞれの『わたしSTORY』をお話しました。
子育て×カフェד移住戦隊”のわたし編
≪亀岡市≫ comenaka haus(コメナカハウス) / 中本 遥香さん
中本さんは2020年に大阪府から亀岡市畑野町へ移住。2023年7月に、空き家をご自身で改修されたオーガニックカフェレストラン「comenaka haus」をオープン。移住や子育てに関するリアルな体験談をお話いただきました。
飲食店でのご経験を活かし、自分のお店を持ちたいと思っていた中本さん。始めは町中での物件を探されていましたが、家賃が高すぎるため断念。広い敷地、子育てできる環境、理想のお店づくりなど、自分のビジョンを叶えるために選んだ場所が、亀岡市畑野町でした。
地域のイベントに参加しつながりを持っていくなかで、理想のライフスタイルを実現されていくアグレッシブな姿がとても印象的でした。
農業×農家民宿דちいたに”のわたし編
≪綾部市≫ 農家民宿𫝆や / 𫝆久保 達次さん・のぞみさん
2020年春に大阪府堺市から綾部市志賀郷地区に移住し、2022年にご夫婦で農家民宿「𫝆や」を開業。達次さんは移住前からデザインのお仕事をされており、民宿と両立させながら暮らしていらっしゃいます。
のぞみさんはずっと都会暮らしだったこともあり、当初は移住に反対だったそうです。
物件などは、綾部市の移住定住サポートを利用して基盤を整えていきました。移住後は地域の自治会活動に積極的に参加し、家の畑で出来た野菜を持ってきてくれる地元の方との交流などを通して、移住前よりも人との関わりができ、前向きになれたとのこと。
のぞみさんは綾部市での暮らしを自分が今1番楽しまれているとおっしゃっていました。
マイナスなイメージだった移住前から、実際に綾部市の自然とともに暮らし人との出会いによって、ここまで心境が180度変わるのか!さらに自分の新たな一面も生まれる、と興味深いお話でした。
※当日時間の関係でお答えできなかった質問のお返事をページ下に掲載しております。
■ 移住相談コーナーで疑問を解決!
現地のリアルな情報を得られて、新たに京都府の魅力を発見できる個別移住相談ブース。気になる市町村について直接あれこれ聞けるチャンスです!
「まだ移住についてきちんと定まっていないんだよな」という方でも気軽に相談できるので、今回の相談で今後の移住に関する展望や方向性が固まった方もいます。
■ 府内周遊!つながるシールラリー
せっかくの移住フェア、できれば多くのブースを回っていただきたいという想いから、今回は「丹後・中丹・南丹/京都市・山城」の4つのエリアの移住相談ブースでシールを集めた方に、「特製トートバッグ」をプレゼントさせていただきました!
多くの方が4つのエリアを回り、トートバッグをゲットされていましたよ!
さて、改めまして多くのみなさまに当フェアにご来場いただき、誠にありがとうございました!
観光地京都のイメージから、実は海・森・お茶と自然が豊かで移住者支援もあり、先輩移住者さんのユニークな取り組みをたくさん知ることができるきっかけになったのではないでしょうか。「移住にちょっと興味がある」方から「本格的に移住を考えている」方まで、このフェアをきっかけに移住への後押しができましたら幸いです。
フェアは来年も開催予定です。ぜひお越しくださいませ!
(文責:京都移住コンシェルジュ臼杵)
「農業×農家民宿דちいたに”のわたし編」質問回答集
Q:お仕事は、農家民宿の経営と農業以外、何かされていますか?
移住前からの生業としてグラフィックデザインの仕事を続けています。ホームページの作成や各種印刷物、Tシャツ等のデザインをしています。季節バイト(例えばお茶摘み)に声をかけてもらって参加する事もあります。
Q:お休みの日はどのように過ごされていますか。綾部市以外に出かけに行くよりは、綾部市で、ご家族や地域の人たちと活動されることが多いですか。
綾部で開催されるお祭りやイベントを楽しむ事も多く、休暇で綾部市近郊から出ることは殆どありませんが、時々、舞鶴や京丹後などで海の遊びを楽しんでいます。
Q:地域の人との繋がりが増えたことによって、生活に変化はありましたか?今久保さんのやりたいことのサポートに繋がったことや、精神的な楽しさといった面以外で、特徴的なことがあれば教えていただきたいです。
集まってお酒を飲む機会が増えました。集まりの中で自分のやりたいことや得意なことを伝えて繋がることによって、私が想い描いていた田舎暮らしのカタチが次々と実現していきました。
Q:奥さんに質問、移住して一番よかったと思ったことは?
都会ではあまり感じたことのない、温もりのある人間関係が築けていることと、日々、達成感や満足感、幸福感を得られる生活が送れていることです。
Q:農業のノウハウはどのように学ばれましたか。新規就農支援などは受けられましたか。
就農支援は受けていません。私がしているのは自給的な農業で、移住の先輩方やご近所さんからノウハウを教わりました。
綾部市には「ちいたに」や「かんばやし百姓塾」など、農業に関するワークショップもたくさんあります。
Q:空き家は多いですか。民宿はたいへんですか。
定住サポートに登録されている空き家物件数は少なくありません。民宿経営は大変な面もありますが楽しいです。
Q:堺のマンションを売って、綾部のお家を買われたのでしょうか。移住の際に最期まで綾部にいるというような、どれくらいの覚悟があったのかご夫婦の温度感を教えていただきたいです。
堺市のマンションを売って、定住サポートに登録されている綾部の家を購入しました。10年以上住み続けることが改修費用の補助を受ける条件だったので、10年住む覚悟は夫婦ともにありました。
Q:米作りの田んぼはどのようにして見つけた(借りた)のですか?
多くの場合、物件には田んぼや畑がついています。
私の場合、米作りがしたいと伝えたらすぐに数人の方から声を掛けてもらえたので、田んぼを借りることは難しくありませんでした。
Q:綾部市への移住の成功に貢献したキーパーソンはいましたか?
移住の際には、綾部市の定住サポートで私たちを担当していただいたMさんに大変お世話になりました。