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移住者の声

未経験から農業・狩猟に挑戦中!“自分たちらしく”楽しむ暮らし

湊大輔さん・李ホ先さん(京丹後市黒部)


今回は京都府北部、京丹後市弥栄(やさか)町の黒部地区にIターンで移住された湊大輔さん・李ホ先(イ・ホソン)さんからお話を伺いました。(※ホの漢字は「日」編に「告」)
移住されてもうすぐ2年半。新しいことに挑戦しながら、思いっきり今の暮らしを満喫されている湊さんご夫妻。スピード移住の決め手や、今後の未来構想、子育てや暮らしのことなど、自分たちらしく楽しむ秘訣に迫ります!

目次
■ プロフィール
□ 「ここしかない!」そう確信した、スピード移住の決め手とは?
■ 移住して2年半。農業や狩猟、新しいことにどんどんチャレンジ!
□ 子育ても暮らしも思いっきり楽しみ、自分たちらしく

湊大輔さん(左)・世奈ちゃん(中央)・李ホ先(イ・ホソン)さん(右)
湊さんは京都市出身、李さんは韓国の済州(チェジュ)島出身。中国の大学への留学中に出会い、2010年に結婚。東京にて、湊さんは工業用部品の営業、李さんは空港で働き、2013年からオーストラリアへ。2018年に帰国し、京丹後市へ移住。湊さんは「てんとうむし畑のオーガニックおやさい梅本農場」で農業に従事し、李さんは梅本農場が手がける「Organic Cafe てんとうむしばたけ」で働く。もうすぐ2歳になる娘さんと3人で、海・山・里の恵みを楽しむ京丹後での暮らしを満喫中。



「ここしかない!」そう確信した、スピード移住の決め手とは?


ーー京都への移住を考えるようになった、きっかけはなんですか?

李さん:オーストラリアにいるとき、ちょうどいろいろな理由が重なり、日本に戻ることに決めたのですが、日本のどこに移住するかはまだ決められていなくて。最初は、北海道、福岡、沖縄…と京都は移住先の候補にすら挙がっていませんでした。

湊さん:僕の出身は京都市なんですが、僕が実家からは少し離れたところの方がよくて。あと、もともと海が好きな上に、オーストラリアで釣りに大ハマりしたので、「海に近いところで暮らしたい」というのは外せない条件だったんです。

移住の候補地探しにいろいろ回っていて、僕の中では沖縄が有力候補だったので、何度か訪れて離島を見てみて、いいところが見つかったら移住しようと思っていました。でも、その年の夏は台風と雨が続いた年で、なかなか沖縄に行くための飛行機の予約が取れなかったんです。そのうち沖縄行きの飛行機を待っている時間が、もったいないなと思うようになってきて。

とりあえず「田舎暮らしがしたい」というのは僕の中で決まっていたので、沖縄じゃなくても、「近くでそういう体験ができないかな」と調べてみたら、最終的に京都移住コンシェルジュの瀬野さんにたどり着いて。

▲移住を考え始めた当時から、「農業か漁業、”自然からものをとる”ことができる一次産業を仕事にしたいと思っていた」という湊さん。

ーーその後、どのような経緯で京丹後市への移住を決められたんでしょうか?

湊さん:瀬野さんに会って一通り自分の考えや希望を話したら、京丹後市で有機農業をしている「梅本農場」の梅本さんの話をしてくれて、「現地の有機農業のカリスマや」と。その時はまだ、「きっとそこでは働かないんだろうな〜」とぼんやり思っていましたが(笑)。

現地に行ってみたいことを伝えたら、京丹後市「丹後暮らし探求舎」の移住相談員小林朝子さんを紹介してもらって、小林さんを訪ねて行くことに。
京丹後市で小林さんに会うと、小林さんが「湊さん、どんなことしたいですか?」と。「農業か漁業がしたいです!」と僕が答えたら、小林さんにも梅本さんを紹介されたんですよ。こうして、梅本さんのところに行くことに。

梅本農場の作業場に入ってすぐ、何かが降りてきた感覚と言いますか、「ここめっちゃええやん!」と。さらにその瞬間、ニワトリが「コケコッコー」と鳴いたんです!「おお〜!これはもうここで働くしかない!」と直感的に感じました。

その日は1日、農業体験として働かせてもらったんですけど、もうその日の夕方には、「梅本さん、ここで働かせてください!」と頼んでいました。梅本さんは基本的にNOを言わない人なので、「湊くんにその気があるなら働いて」と言っていただいて。

▲「梅本農場」で働く湊さん。梅本農場での農業体験後に湊さんがもらってきた「野菜セット」の美味しさには、李さんもびっくりするほど感動したのだそう。

ーー梅本さんとの運命的な出会いですね!李さんも一緒に行かれていたんですか?

李さん:京丹後には一緒に行っていたんですが、私はそのとき娘がお腹の中にいたので、梅本さんの農場で一緒に働くことはできなかったんです。でも、梅本さんのところから帰ってきたときには、もう夫の中では働くことを決めていたので、「これはもうやるな」と思いました。

それに、小林さんに案内してもらったり、京丹後市網野町のお試し住宅で過ごす中で、私自身も、京丹後をとても気に入っていました。地域や人の雰囲気も好きでしたし、案内してもらったときに見た丹後の海が、まるで沖縄の海のように、透き通っていてきれいで、すごく印象的でした。

湊さん:僕は京都市出身ですが、子どものころ家族で海に行くときは、福井県の若狭湾とかで、京丹後市の久美浜や八丁浜は一度も見たことなかったんです。
でも、小林さんが案内してくれたときに、丹後半島の海岸沿いから
丹後松島のきれいなスポットを全部回ってくれて、海と緑と岩と空、自然の大迫力が本当にきれいで「こんなところあるんや!」「京都に、こんな海きれいなところあったんや!」と感動したのを覚えています。

そのあと、梅本さんのところに行かせてもらって、「もうここしかない!」と確信しましたね。

▲湊さんご夫妻も感動したという「袖志(そでし)の棚田」。「日本の棚田百選」にも選ばれています。(※海の京都DMOのHPから)

ーー家はどのように見つけられたんですか?

湊さん:梅本農場で働いている研修生がずっと借り続けてきた家を、紹介してもらったんです。梅本農場で働いていて同じく移住者の井上健吾さんが「住むんだったら、ここいいよ」と。とても気に入ったので、僕らは購入させてもらいました。

大家さんが母屋に住んでいて、離れと蔵を使わせてもらっています。庭付きで、すぐ住める状態で、すごくいい条件で。大家さんも本当にいい人で、娘もよく面倒を見てもらっています。

李さん:7月末に京丹後に初めて来て、そこで大家さんに「すぐに住んでも大丈夫」と言ってもらったので、8月1日から住まわせてもらうことに。もし、ちょうどこの家が空いていなかったら、すぐに来たくても来れていなかったと思うので、すごく運がよかったです。

さらに健吾さんが知り合いの車屋さんも紹介してくださって。中古の車もとっても安く購入することができました。

ーー仕事・家・車、全てがすぐに揃ったんですね!李さんの仕事はどうやって?

李さん:梅本さんのカフェができるときから、「私も働きたい」という話をしていたら、立ち上げメンバーに入らせてもらうことになって。京丹後に来た頃は、娘がお腹にいたので働けなかったんですが、夫とは違う収入源があった方がいいかなと思っていたので、娘がこども園に行くようになってからは、私も働こうと思っていました。

梅本さんご夫妻はもちろん、農場やカフェスタッフもあたたかい人たちばかりで、仕事が休みの時も、よく娘を連れて農場やカフェに遊びに行っています。娘もいつも楽しそうに遊びまわっていて、すごく恵まれた環境で働かせてもらってます。

▲李さんが働く「Organic Cafeてんとうむしばたけ」。 オーガニック野菜の美味しさがギュッと詰まった料理やスイーツ、加工品などが楽しめます!


移住して2年半。農業や狩猟、新しいことにどんどんチャレンジ!


ーー移住されてもうすぐ2年半。今後やってみたいことなどはありますか?

湊さん:来年2月に梅本さんのところを卒業するので、独立に向けて少しずつ準備を始めています。今後も、バイトみたいな形では続けさせてもらうんですけどね。

国営の2反半の畑と、近所の方から「ぜひ使って」と言ってもらった畑を、すでに自分で借りて、野菜を作り始めています。まずは、畑もこれ以上は増やさずに、そこから取れるものを加工したりしながら、今後、生計を立てていければと思っています。畑で採れたいろいろな野菜から、まずはキムチを作ってみようと計画中です!

ーーキムチができるの楽しみですね!今まで農業の経験はなく、移住してから始められたんですよね?

湊さん:はい。自分で作ったのは、移住1年目に家の裏の大家さんの庭を借りて、夏野菜を作ったのが最初ですね。梅本さんのところで覚えたことをコピーしただけなんですけど。
最初はビギナーズラックなのか、小規模で目が行き届いていたからなのか、すごく上手くできたんです。

▲家のすぐ裏にある畑を案内してくださいました。1年目はとうもろこしに、きゅうり、なす、トマト、ピーマン..と全部上手くできたのだそう。

ーー初めてなのにすごいですね!

湊さん:でも、2年目の今年の夏、欲を出して、畑を広げたら全然上手くできなくて。
梅本さんのところで農業もすでに2年くらい経験がありましたし、1年目が上手くいったので、「とりあえず土地があったらできる!」と思っていたんですが、まだ土地を選ぶ目は全然なかったみたいで。

家の近くにある竹藪裏の畑を近所の方から借りていて、規模も場所もちょうどよく、「いい畑が手に入った」と思ってたんですが..。竹藪に鳥がたくさん住んでいて、鳥に全部食べられちゃったんです。ちょうどいい感じに実る直前に口ばしで突かれて、トマトは全部穴だらけです。

国営の2反半の畑も今年から借りているんですが、キムチの準備をしていたので、唐辛子を40株、落花生を350株、とうもろこしも200株くらい植えて、かなり頑張ったんです。でも、こちらも見事に全部鹿に食べられてしまいました。しかも、ちょうど雑草をきれいにとった次の日に全部やられるという。

でも僕は基本的に、自分が失敗してやっと「これはあかんのや」と思うタイプなので、いい勉強になりました。

ーー試行錯誤の繰り返しですね。京丹後に来てから他にも新しく始められたことはありますか?

湊さん:味噌や醤油づくりにも京丹後に来てから挑戦しています。もともと興味はあったんですが、今までやったことはなくて。味噌は梅本さんのところで教えてもらって一緒に作っていて、醤油づくりはこの地域の醤油組合に入って、地域のみんなと一緒に作っています。

今年は自分で作った大豆で醤油を作りたかったんですが、醤油用の黄大豆は全て鹿にやられてしまって、残念ながら叶わずでした。でも黒大豆は、他の畑で育てていたため上手く育ったので、その黒大豆を使って、味噌は自分たちで一から作りたいなと思ってます。

▲地域の醤油づくりに参加する湊さん。大きな樽に入った醤油のもとを混ぜる作業を行っています。

ーー畑や加工品以外にも、今後やってみたいことはありますか?

湊さん:今後は狩猟もやっていきたいと思ってます。まだ狩猟免許は取れていないのですが、昨年、友人に鹿の捌き方を教えてもらって、15頭くらい捌かせてもらいました。おかげである程度、自分たちが食べるくらいには捌けるようになりました。

釣りも好きなので、もともとは「半農半漁」をしたかったんですが、畑と海の両立はすごく難しいなと思って。僕、海に潜ると波酔いしちゃうことも発覚しましたし(笑)。釣りは趣味で続けていきます。でも、畑と山(狩猟)の両立なら、畑が忙しくない冬に狩猟ができるので、相性もいいですし、農業や漁業と同じように“自然からものをとれる”狩猟にすごく興味があるんです。

まずは、自分の畑にもっと力を入れて収益につなげて、今後やっていく狩猟は、最初は小遣い稼ぎ程度に、家族で食べる分のお肉が取れれば十分。10頭も獲れたら家族で食べるには余るほどのお肉が取れるので。家族が元気に幸せに生きていければ十分です。

ーー移住された当初は、ゲストハウスも構想されていたと聞いたのですが?

湊さん:はい、ゲストハウスもいつかやりたいと思ってます!
ただ、やりたいことがたくさんあって、今ゲストハウスも始めたら、全てに手が回らず、上手くいかなくなってしまうと思うので、まずは畑をちゃんと整備するところから。

畑を上手く回せるようになって、キムチもある程度加工できるようになって、安定してきたら、次にいこうかなと思っています。畑が安定するまでと考えると、少し時間がかかりそうですが。最初は「2〜3年でどうにか」と思ってたんですけど、今の畑の感じを見てると、ゲストハウスができるのは5年..いや10年後かも?!

でも、実はもうゲストハウスのための物件はあるんです。僕が京丹後に来たばかりのころ、「いつかゲストハウスをしたいと思ってます!」と周りに言っていたら、その話が集落の中で広まっていたみたいで。僕が車を買った車屋さんから紹介してもらって、なんと無料で譲っていただきました。海の近くにある、すごく立地のいい物件です。少しリフォームにはお金がかかりそうなのですが..。いろいろな使い道ができそうなので、楽しみにしていてください!


子育ても暮らしも思いっきり楽しみ、自分たちらしく


ーーもうすぐ2歳になる娘さんがいらっしゃいますが、子育て環境はどうですか?

李さん:みんな本当に優しくて、子育てするにはすごくいい環境ですよ。子どもより、おじいちゃん・おばあちゃんが多い地域なので、みんな娘のことをすごく可愛がってくれるんです。

「自然が近くて、虫や植物など自然と一緒に遊べるのも、田舎で子育てをする魅力です」と笑顔で話す李さん。

李さん:実は私、車の免許を持っていなくて。今もバスか電動自転車で生活しているんですが、本当に地域の方たちに助けてもらっていて。

こども園は3歳まで父母が送り迎えしなきゃいけないのですが、私は車の運転ができないので、諦めていたんです。でも娘と3ヶ月違いの友達のお母さんが、「送り迎えするよ」と言ってくださって。その友達が家まで迎えに来てくれて、子ども園まで一緒に送ってくれています。さらにその後、私のことも仕事場まで送ってくれていて、感謝しかないです。

このあたりはバスも1時間に1本くらいで少ないんですが、バスの時間を間違えて乗り遅れちゃったときには、区長さんが「どうしたの?」と声をかけてくれて、「私も行くから乗ってきな」と車で送ってくれたり。子どもが熱を出したときは、隣に住んでいる大家さんが送り迎えしてくださったり。

そういう方が本当に多くて。私が一番若いのに、いつも助けてもらっています。本当にありがたくて、優しくて、いい地域です。ここで娘を育てられてよかったなと、心から感じます。
これからもきっとたくさん助けてもらうだろうし、今はみんなに迷惑かけてばかりですが、私もそのうち運転免許も取って、みんなが困っている時に、私が助けられるようになりたいなと思ってます!

ーーすごく優しくてあたたかい地域なんですね!移住してみて大変だったことはありませんか?

湊さん:こういう話、聞かれると困ってしまうんですけど、きっと僕たち上手くいきすぎてるんですよ。なんにも悩まなかったというか、苦労したとか一切なくて。

強いていうなら、農業を始めた最初の1年は、筋力や体力が追いついてこなかったのが、唯一大変でしたね。でも、それくらいかな。

李さん:移住して大変だったこと、ほんとなかったよね。私たち、あまり不満を持たないタイプなのかもしれないです。

移住してくる前は、周りの人間関係とか、若者がパッと来て大丈夫かなとか、そういう話を聞いたこともあったので、少し心配してたんですけど。でも実際はそういうのが全然、少なくともこの地域にはなくて、逆にみんなすごく優しくてあたたかくて、何も心配することはなかったです。

▲ご近所の方から、野菜やお米のお裾分けをいただくことも多いのだそう。ご近所付き合いも楽しみ、すっかり地域に馴染んでいる湊さんご夫妻。

ーーきっとお二人のお人柄もあるんだろうなと、お話ししていて感じます!今の暮らしをとても楽しんでいるんですね。

湊さん:東京にいる時は、営業マンとしてオフィスワークをしてましたし、オーストラリアにいた時は料理人としてキッチンで働いていたので、自然に触れていなかったんです。キッチンで働いていた時は、ずっと太陽を見ずに働き続けていた時期もありましたし。
自然が好きなので、今、自然の中で働くのがすごく居心地よくて。今の仕事が、1番自分に合っているんだなと思います。

若い時は、「みんなと同じような生き方せなあかんのちゃうかな」と、疑問を持ちながらもその道に沿って生きていたような気がするんですけど、海外に出て、日本帰ってきた頃は35-6歳で、ある程度歳も取ってくると「そうじゃなくても生きていけるやん」と。

収入が多いわけではないですが、でも今までの中で、今が1番幸せを得られているなと感じます。めちゃめちゃ満足してますし、毎日が楽しいです。

李さん:ほんとに。こっちに来て全然違う生活になったよね!

湊さん:都会では、お金を払えばなんでもやってもらえるし、その道に特化したプロフェッショナルもすぐ見つけられると思うんですが、こっちだとなんでも自分でやることが多いんです。「とりあえず自分でやってみよう」という感じで。たとえクオリティが多少低くても、自分で納得できる方がいいですし、なにより楽しいですし!自分にはこっちの方が向いているんだなと日々実感しています。

大らかで明るくて、お話ししていると自然と心を開かせてくれる素敵なご夫婦。移住して、思いっきりいろいろなことに挑戦して、成功も失敗も心から楽しんでいらっしゃるのが伝わってきました。京丹後に飛び込んで、地域の人の懐に飛び込んで、自然の恵みや人とのつながりを大切にしながら、未来への構想や夢を、1つ1つ叶えていくお二人。みなさんも、湊さんご夫妻のように、自分らしく楽しむ暮らし、してみませんか?

▶︎てんとうむし畑のオーガニックおやさい梅本農場
湊さんが働いている「京都でオーガニック農業といえば梅本農場」といわれるほど有名な農場。「野菜セットの宅配」もされていますよ!
 →お話の中で何度も出てきた梅本さんの記事は「
こちら

▶︎Organic Cafe てんとうむしばたけ
李さんが働いているカフェ。「梅本農場」のオーガニック野菜の美味しさを詰め込んだ料理やスイーツ、加工品などが楽しめます!

▶︎丹後暮らし探求舎
お話の中でも出てきた、京丹後市の移住相談員小林朝子さんが働いている場所。湊さんご夫妻のお話を聞いて、京丹後市に興味を持った方は、小林朝子さんに相談してみるのがおすすめです!

(文責:京都移住コンシェルジュ 磯貝)

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